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【英国EU離脱】英国ショックで一番売られたのは金融株-クレジットクランチが生じるのかが鍵

2016年6月24日の米国株式市場

英国ショックで日本で日経平均が15,000円を割れ前日比▲8%下落しましたが、それを受けて始まったニューヨーク証券取引所は比較的冷静にそのショックを吸収したように見えます。NYダウ30種は17,400.75で同▲3.4%下落と下落はしたものの、大暴落という感じではありませんでした。

S&P500の時価総額が大きな銘柄を見ると、大きく売られたのは金融株とハイテク株が中心です。

金融株の下落が酷かった

下のグラフはJPモルガンの過去3年の週次の株価推移を示したものです。24日は前日比▲7%下落したものの、2016年はじめの水準と比較すればまだ大きく売り込まれたという水準でもありません。これだけを見ると英国ショックも大したことないかもと思ってしまいます。

<JPモルガン>

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下図はシティの株価ですが、JPモルガンとはちょっと趣が異なる株価チャートですね。前日比▲9%下落しています。金融危機の際には、必ずこの銘柄は注目銘柄として浮上します。

<シティグループ>

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米国最強の地銀とも呼ばれるリテール銀行大手のウェルズ・ファーゴ。このチャートを見る限り、米国経済も2015年の年央以降はピークアウトしている感じもしないでもないですが、今後のFRBの利上げペースがさらに鈍るでしょうから、利ザヤを上手に稼げないかもしれません。

<ウェルズ・ファーゴ>

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まとめ

まだ現状では日本の金融機関のドル調達コストが上昇しつつあるという報道程度なので、クレジットクランチというような状況ではないと思います。

ただし、英国同様にEUを離脱したいために投票を呼び掛けるという国々も存在しているようですから、まだまだ混乱の火種は残っていますよね。

要注目です。